ホストハーベスト     

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アメリカンチェリーをそのまま台所の端に置いて
1週間経っても、買ったときのままの姿でいる事に
お気づきでしょうか

日本のさくらんぼは気が付くと冷蔵庫の隅で
直ぐに萎んでしまうのに不思議ですよね

その原因はホストハーベストです
余り聞き慣れないこの言葉一体何でしょう?

「ホストハーベスト」とは
収穫後に農薬を掛けた農産物の事です
ここで問題なのは栽培中に農薬を使用するのと違い
その濃度が数倍〜数100倍の濃度が農産物に残る
事になるのです

この残留農薬は濃度が濃い為に水洗いや

皮をむいても完全には除去出来ません

しかし、このホストハーベストは
日本では法律で禁止されています

食べ物の半分以上を輸入に頼っている日本ですが

その輸入農産物にはそれが許されているのです

さらに、その中には日本で未承認の農薬や毒性の高い薬品が

使われています

何故そんな危険なホストハーベストを使用するのでしょうか

アメリカ国内は広い為、収穫、貯蔵、輸送と出荷から
店頭に並ぶまで約2週間掛かります

その為輸送中の鮮度をや傷みを出さない様に
防虫剤、防カビ剤、ワックスなどを吹きつけ
長い期間、鮮度を保つ為に使用する訳です

その農産物の輸入の3割はアメリカが占めています
プルーン、アメリカンチェリーは100%レモンは90%
グレープフルーツ、オレンジは80%がアメリカ産です

また、ジャムやジュースの原料としてもアメリカからの
輸入に頼っています

そして、子供から大人まで大好きなフライドポテト
この原料となるじゃが芋も9割がアメリカ産です

この輸入じゃが芋からは登録基準値の数十倍
除草剤(クロルプロファム)が検出されました

ファーストフードの紙コップに入っているポテトも
その例外では有りません

マクドナルドのポテトは全て遺伝子組替えの物は
使用しないと新聞に出ていましたが除草剤の事には
一切触れていません

では、安全な農産物を選ぶには如何したら良いのでしょう

農薬の表示義務は無い為「アメリカ産」「オーストラリア産」
なるべく避けた方が良いでしょう

特にジュースやジャムは皮ごと使用する事が多いため

原料の原産国が表示されていないもの

または、原料が輸入品であるものは避けた方が良いでしょう

新JAS法では表示が定義かされた為有機栽培、減農薬栽培
等の表示を目安にするのもいいと思います

アメリカで最も汚染された作物ランキング
(1999年2月 アメリカ環境グループEWG発表)
1位リンゴ、2位ほうれん草、3位もも、4位洋ナシ5位イチゴ
6位チリ産ぶどう、7位じゃが芋、8位ラズベリー、9位セロリ
10位グリンピース

現在、自分の健康や安全は自分で守る時代になってきました

一人一人が関心を持って安全な食品を摂りたいものです