肉を磨くのロゴ
とんかつ一幸ロゴ

肉を仕入れても、そのままカットして、とんかつやヒレカツに揚げるわけではありません。余分な脂を落とし、筋や、かぶりと言われる肉を取り除く作業がありますその作業を肉を磨く又は,肉を掃除すると言います。


ロース

ロース肉

肉屋さんからこの状態でロース一本を仕入れます。
一本のロースを仕入れ為には最低3、4本の中から選びます。そのため現在3軒の肉屋さんと取引しています。一軒の肉屋さんだけではなかなか納得のいく品物が揃いにくいからです。

筋をひく

まず、白い筋を取り除きます

幅をつめる

次に幅詰めといって、肉の芯から指1本分のバラ先を残してその先を落します。(切り取ります)包丁は真下に下ろさず、この写真で言うと向かって左よりに下ろします。

脂をひく

脂の部分を包丁で丁寧に削いで行きます。
当店では3ミリ〜5ミリ程度まで削ります。

次に、ロースの上にかぶさる様に着いている肉かぶりを取ります。

かぶりを取る

左手で引っ張る様にして、包丁は当てていく程度にしてかぶりを取ります

端を落す

両端のごつごつした肉を落します。(この写真は尻尾に近い部位です)

端を落す

切り落とした所です。反対側も同じように切り落とします。(反対側は頭に近い部分で肩ロースと言われる部位につながっています)

終わり

さー、これでロースの掃除は終わりです。後はお客様が見えて注文を待つばかり。当店は良質の肉を、注文を受けてからカットする為ジューシーで味のあるとんかつを提供する事が出来るのです。

かぶりの部位

かぶりの肉をきれいに掃除すると、2つのパーツが現われまする。これをハンバーグの挽き材と味噌汁の具とて使います。 ロース肉に決して劣らない肉質です。

この写真のロースは1本で、磨き終わった時の重さはでした。歩留りが74,4%です。

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